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二子玉川「鮎ラーメン」と「しょうがそば」 寒気カモーン

日本列島は2月5日から6日にかけて、この冬最強の寒気が流れ込むと予想されています。でも、二子玉川にはそれに対抗する最強のラーメンがあります。

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ある日の昼過ぎ、玉川高島屋の裏手にある商店街を通り抜け、名物「鮎ラーメン」の店内カウンター席に落ち着きました。出来上がりを待っていると、店主がわざわざこちら側に運んできて目の前に置いてくれました。

勢いよく湯気が立ち上る「鮎ラーメンの二番だしに高知県産のショウガやシナモンなどをブレンドしたスープうがそば」(税込み900円)。は、透明感があってつい奥の方まで眺めてしまいます。

具としては少し厚めのチャーシューに半熟ゆで卵(半分)、それにハスの実などをトッピング。料亭の締めに振る舞われても違和感のない、品格をもって進化した和風ラーメンと言えるでしょう。

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割りばしで麺を持ち上げると、抑えぎみに自己主張したショウガの香りが近づいてきます。あっさり目のスープに敬意を表し、静かにすすって味わうことに。他では見かけないトッピングも楽しめます。

どこまでも品が良く、そのため量的には物足りないと感じる人もいるでしょう。隣にいたお一人様の女性は、サービスのご飯と一緒に食べていました。食べ終わると、指先、爪先までポカポカで、暑いぐらい。

本州付近は冬型の気圧配置となり、強い寒気が南下する見通し。北海道や東北の日本海側、北陸から山陰にかけては大雪、太平洋側は晴天でも厳しい寒さに見舞われそうです。でも、しょうがそばが守ってくれます。

実食は今回が初めて。「鮎ラーメン」は二子玉川周辺に転居してきてからもう十数年来も食べてきましたが、この店はランチタイムのみ「しょうがそば」と別の暖簾(のれん)で営業しています。

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日中に商店街を通りかかる機会はほとんどないので、ずっと気になっていました。こちらをメーンにしてもいいのではないか、と感じるほど。やはりチャーシューが1枚入るだけで、ボリュームに違いがありますね。

もっとも、夜は夜で「鮎ラーメン」の淡泊さが合う気もします。何と言っても炙った鮎の半身がトッピングという珍しいラーメンで、「〇系」のような食後に持つ身体に対する罪悪感がまったくありません

ちなみに、多摩川は江戸時代から鮎の産地として有名でした。高度経済成長の影響による水質汚染で鮎は生息できなくなりましたが、近年は環境整備により鮎が産卵期に多摩川に戻ってくるようになりました。

(おわり)