今年は珍しく春が長く続きましたが、そろそろ梅雨入り。気温もだいぶ上がってきたので、ポトフをアレンジし「夏バージョン」として新規開発してみました。
ポトフは「アツアツ」とは限らない
暑い時に熱いものを食べるのが好きな人もいるでしょうけど、自分は暑さに弱いのでこの上ない苦行になります。最近の日本の夏って激しく暑いじゃないですか、激しく。
そういう時は熱くないもので、体力をつけるしかありません。といっても、そうめんやそばだけじゃ心もとないし・・・これからの季節、わりと困りますよね。
でも日本には、冬に身体を温める料理を夏に冷やして味わうというカルチャーがあります。最も顕著なのは「冷やし中華」。通常なら「冷やし中華始めました」の季節です。
最近では、ラーメン屋さんで「冷やしあります」といった貼り紙を見かけるようになり、主流になりつつありますね。ほかに冷やしカレーや冷やしカツ丼もあるようです。
カレーやカツ丼は熱いからこそのメニューなので、冷やすのはどうかなと思いまだ経験していません。大体、凝固した脂分を口にするのは、ちょっとためらわれます。
味付けのポイントは黒酢を使うこと
では、ポトフはどうかと「実験」してみました。結論から言って、かなりおススメ。この夏はこれで乗り切ろうかなと、楽しみになるレベルです。
この日は、いつものように鶏モモ肉とニンニク、ポテト、キャベツ、玉ネギを使って煮込んでいる間、途中で黒酢を使ってみようと思いつきました。これは大正解でした。
なるべく火を使いたくないので圧力鍋になる厚手の調理器具で煮込み、その後数時間冷ましておきました。最後は冷蔵庫で1時間ぐらいでしょうか。
それほどキンキンに冷やさなくても十分です。やはり「冷製=酸味」は重要で、黒酢がかなり重責を担っているように感じました。食べやすくて、すぐに平らげます。
使う野菜はポテトやキャベツ、玉ネギだけでも構いませんが、せっかくなのでトマトやオクラ、カボチャ、ピーマンなど、夏野菜を使ってもいいでしょう。
(おわり)