仕事中に具合が悪くなり、帰宅途中に立ち寄った牛タン専門店「ねぎし」。食事をした後に元気を取り戻した数年前の経験から、体調を維持したい時にはよく利用します。
仙台に1年間赴任した際、地元の方によく牛タンの名店に連れて行っていただきました。仙台の人々はホントに牛タンをよく食べますよね。「出張先から仙台に戻ると、まず牛タンが食べたくなる」と話している人もいました。
そんな経緯から、僕は今でも東京都内で歩いていて牛タンの店を発見すると何となくチェックし、目星をつけておくというクセがついてしまいました。仙台で有名な「〇助」などは東京にも結構進出しています。
いつか冬場のオフィスで急に悪寒がしたので仕事を中断し、地下鉄乗り場に向かって歩いていました。途中で空腹に気づき、以前から気になっていた「ねぎし」に入りました。
目の前で香ばしく焼かれた牛タン、いかにもビタミン豊富な麦めし、身体を芯から温めてくれそうなテールスープ。それから、精気を養うとろろにやさしい塩気の効いた漬物・・・定食にはどれも欠かせません。
それらをゆっくり口に運んでいると幸福感も増幅されたのでしょう。体調の悪化で弱気になっていた気持ちは、このまま帰宅して眠れば回復するとの確信に変わっていきました。実際に、そうなったのです。
後で調べると、脂質をエネルギーに変えるなど、やはり弱った身体が求めているような栄養素を取りそろえています。
それ以来、何となくだるい、疲れた、栄養を摂りたいと思った時は牛タン定食ですね。先週訪れた時の「ねぎしセット」(1450円)=写真=は、麦めしのお代わり自由。夜遅かったので、大盛り2杯でやめておきました。
(おわり)