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二子玉川発/うますぎる!肉屋さんの焼肉弁当

今日の東京地方の最高気温は31度と、久々に夏を感じさせる陽気になりました。こんな日は火を使う料理はしたくありませんよね。といっても、おめかしして外食という気分でもありません。そうだ!あれでいこう。

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同じ世田谷区内で、自宅からクルマで15分ぐらいのところに昔ながらの肉屋さんがあります。そこではランチタイムに合わせてお弁当を販売しているのですが、それが好きなんですよ。10年以上前に二子玉川に移住し、わりとすぐにその店を発見。自分のなかでは「地元の味」の1つになりました。

店の戸を開けると、いつも人懐っこい笑顔を浮かべる店主が待っていました。肉屋さんらしく少し太めの体形で、それもまた愛嬌がありますね。「今日はねえ、みそ焼肉弁当ね」と頼むと「あいよ」と言って、販売している豚肉をガラスの棚から取り出し、店の奥へと調理に向かいます。

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奥の方からジュージューと肉を焼く音が聞こえると、それにやや遅れてに肉を焼く香りが広がり始めます。たまらん。ガスの火を止めると完成間近。弁当箱の容器にふたをして、輪ゴムでとめる音が聞こえると、もうすぐ幸せが・・・。「はい、お待たせ」と笑顔のおじさんに代金を支払います。

いつもなら豚汁が無料で付いてくるのですが、「今日は切れちゃった、ごめんね」。その笑顔に怒る気はしません。そして早く帰ろうと店の戸に手をかけると、「ところでさあ」と話しかけられました。いつもそうですが、必ず世間話になります。早く帰って食べようと思いつつ、つい話し込んじゃうんですよね。

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笑顔のおじさんは、小売店の経営環境など、けっこう現在の経済情勢を突いた見解をお持ちです。笑顔のわりに辛口の意見で、僕とは話が弾むと思っているフシがありますね。長い時は30分ぐらいしゃべります。でも、この日はお腹が空いていたので、10分ぐらいでお邪魔しました・

解放されて自宅に急ぎ、弁当のふたを開けるとまだアツアツ。久々だったので、余計においしく感じます。ごはんは新潟こしひかりというだけあって、なかなか上等な一品です。弁当屋チェーンとは違う、コンビニとも違う、ぬくもりを感じるお弁当って、考えてみるとあまりありませんよね。

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肉屋さんの肉を使っているせいか、スーパーのよりも少しコクがあるように思えます。いつもと変わらない味が、おじさんの笑顔とともに体内に染み込んでいき、至福の時間が過ぎていきました。「また来てね」と、おじさんの声がどこからか聞こえたような気がします。

(おわり)