一体これまで何食作ったのか、覚えていません。いろいろ試して、成功も失敗も経験しました。そして、ついに究極の焼きそばが完成!そのコツをお教えしましょう。
目指すはB級のなかの特上
ソース焼きそばといえばB級グルメの王様。週末のランチなどに最適ですね。ですから、冷蔵庫内には、大体いつも出待ちの状態にしてあります。
毎週作っているわけではありませんが、2週間空くことは珍しいでしょう。頻度にすればかなりのペースですね。親子丼、焼うどんの次ぐらいに多いかもしれません。
そんな生活を何十年も続けており、美味を追及するため、その都度いろいろ試してきました。成功、失敗、両方の経験があります。
つい最近は大失敗しました。高級中華料理店では、焼きそばを中華鍋で焼く前に蒸し器に入れてほぐすシーンをよく見かけます。それを真似ようとしたのです。
自宅には蒸し器がないので、中華鍋の熱湯に焼く前の麺を入れ、ほぐした後に焼いたのですが、見事中華鍋の底にくっ付いてしまい、往生(おうじょう)しました。
使用する食材はオーソドックス
今日はそのリベンジ。使用するのは、珍来の「極太焼きそば」(3食、190円)。「お好み焼きに合う」と書いてありますが、もちろん、焼きそばでいきます。
日清でもマルちゃんでも何でもいいのですが、何となく今回はいつもと違うものを試したくなりました。「ほぐしやすい」というのに惹かれたのかもしれません。
具材は、もやし、春キャベツ、豚肉(しゃぶしゃぶ用)、とシンプルにいきましょう。仕上げに目玉焼きを乗せ、そこに青のりとかつお節を添える、と機関決定。
あと、隠し味として、塩コショーに長ネギ、しょう油も加えます。ま、量はホントに少々。自己満足程度といった感じ。ではそろそろいきましょう。
それぞれの具材を別々に炒める
もやしはシャキシャキ感を大切にしたいので、最初に1分弱、強火で炒めます。強火ですよ、強火。少しシナッとなったら別の容器に移しておきます。
次は麺。最も重要な局面です。成功か失敗かはこのステージで決まるので、ぜひ気を引き締めて取り組んでいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
やや多めのサラダ油を、もやしを炒めた後の中華鍋になじませ、よく熱します。換気扇は「中」もしくは「大」。白い煙が上がってきたら、一気に3玉投入。
表面に少し焦げ目が付いたら鍋をあおり、全体を焼きます。前回の失敗に懲り中華鍋を相当に熱してあるので、気持ちよく麺が焼かれています。
そこに、盃2-3杯分ぐらいの水を回しかけます。麺を焼くジュージューという音が大きくなりました。その水で、少し蒸らされるわけですね。そして、麺も別の容器に移します。
最後に肉とキャベツを、やはり強火で盛大にいきます。キャベツがシナッとなったら焼いた麺を戻し、液体ソースで味付け。さらにもやしを戻します。
中華鍋をあおってあおって、コショー、長ネギ、しょう油で風味を付けたら完成!盛り付けた後は目玉焼きを乗せ、青のり、かつお節をそえたら終了。いや、絶品です。
まとめ
ポイントは、1)徹頭徹尾、強火で炒める、2)具材はサラダ油で別々に炒め、他の容器に移しておく、3)あおりを入れて具材を混ぜ合わせる、って感じですね。
今回の、珍来の極太やきそばはソースが液体で、ラクでした。もう、どこの焼きそばも食べられなくなりますよ、ホント。
(おわり)