品薄のなか辛うじてゲットした牛乳で作るロイヤルミルクティーで、身体が芯から暖まりました。新型コロナウイルスの蔓延で寒々しい日々は、まだまだ続きそうです。
週末のスーパーで、やはり牛乳は売り切れでした。たまたま立ち寄ったコンビニで発見し、値段も確認せずに購入。きっと割高だったことでしょう。
この日は寒い夜だったので、ロイヤルミルクティーとシャレ込みます。耐熱性のマグカップに、少量の熱湯でティーバッグの紅茶を抽出。その3倍ぐらいの牛乳で割り、電子レンジで温めて完成。
甘い方が好ましいのですが、やはり糖質が気になるので、かりんとうと一緒に飲むことにしました。砂糖を入れるのとどこが違うかわかりませんが、まあ気分の問題です。
これを飲むと、手足の指先まで暖まるのでよく眠れるんですよ。試したことはありませんが、リキュールをちょっとした足したらもっと美味しくなるでしょうね。
ロイヤルミルクティーを学生時代に初めて飲んで、あまりの美味にはまりました。名前からして紅茶文化のイギリスで普及し、日本に入ってきたのだろうと思っていました。
しかし、あくまでイギリスの王朝をイメージした飲み物で、「ロイヤル」とはいえイギリスには存在しません。「ロイヤル・バレー団」が王立でないのと似たような欺瞞を感じますね。
そういえば、イギリスのジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染した、とのニュースをみました。すぐにポンド相場を確認したのですが、特に下落していませんでした。
「サッチャー回顧録」などを読むと、イギリスの首相は強大な権力を持っているので、政治的リーダーが病に倒れたら国家の危機につながると考えたためです。
例えば、そんな時を狙ってアルゼンチンがフォークランド戦争でのリベンジを仕掛けてきたら、ジョンソン首相は自宅のベッドで指揮を執るのでしょうか。
その数日前、チャールズ皇太子の感染が伝えられましたが、それを聞いた瞬間、フランス革命を教訓としたカモフラージュだと思いました。
ウイルス被害で国民の生命や生活が脅かされているのですから、優遇される立場の人々に批判が集中するのはいつの時代も同じ。チャールズ皇太子が感染したことにすれば、そういう批判もかわせます。
そのぐらいのことをしても、不自然ではないでしょう。エリザベス女王はすでにウィンザー城に移り、濃厚なミルクティーを味わっているのかもしれません。
(おわり)