自分が料理を始めたころからずっと作り続けているのが、小魚を使ったパスタ。今は珍しくもなんともありませんが、今日はゆずで「和テイスト」を強調してみました。
しらす、ちりめん、じゃこ・・・違いはわかりますか?僕はあまりよくわかりませんが、「しらす」はイワシの稚魚の総称。水分が少なくなるごとに「ちりめん」「じゃこ」と理解しています。
たまたまスーパーで見つけたちりめんを、今日もスプーン1本で作っていきましょう。食器の1つであるスプーンは、調理道具としてもかなり重宝しますね。
フライパンの中身の具材を混ぜ合わせたり、味付けの際には投入する調味料の測りにしたり、味見の時は少量をすくい取ったり、調理の後はそのまま食べる時にも使ったり、大活躍です。
では、まずパスタをゆでていきましょう。それが重要な決め手になります。その間、フライパンにオリーブ油を敷き、鷹の爪、ちりめん、塩コショーを準備します。
それから、準主役のゆずにもご登場願います。これはご近所さんからのいただきものです。小ぶりなので、1個使いますね。ここまでできたら、あとは一気呵成にいきます。
フライパン側を点火しジュージューと音がしてきたら、パスタの方は火を止め、ゆで汁をわりと多めにフライパンに移します。それが極上のパスタソースになるのです。
この時点でのパスタはかなり硬めです。九州ラーメンでいえば、「ハリガネ」もしくは「バリカタ」。あとは余熱に任せておきます。
フライパン側を強火にして、中華料理のようにフライパンにあおります。イタリアンと中華って、強火で大雑把に仕上げていくところが似てますよね。時間もかからないし。
フライパンのちりめんがいい具合になったら、白ワインとしょう油少々を投入。間髪入れずにゆずを1個分搾り、粉チーズをパサッパサッ。それでソースは出来上がり。
続けざまに、別の鍋でゆで上げた硬めのパスタをちりめんとゆずのソースに混ぜ合わせて完成!ここまで10分もかかりません。
皿に盛り付けた後、細く刻んだゆずの皮を載せたらいただきましょう。まさに和洋折衷。ゆずの皮の黄色と鷹の爪の赤を見て、スペインの国旗を思い出しました。
スペインでは新型ウイルスで亡くなった方の棺がアイススケート場に安置されている、というニュースを読みました。東京だっていつそうなってもおかしくないので、改めて気を引き締めました。
(おわり)