コピーライターの食卓

主夫歴30年、ほぼ15分の美食メニューがここにある

予定調和的美味!夏に合うちょっと和風のステーキ転用パスタ

何気なく作ってみたら予想以上に美味だった、というのが素人料理の醍醐味。逆に想像通り美味だとしても、それはそれでもちろん満足感に浸ることはできます。本日はそんなメニューです。

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昨年の異常な暑さに比べれば、今年の夏は涼しくてかなり過ごしやすいといえるでしょう。それでも気温が上がってくると、やはり火を使って料理をする気が薄れてきますね。特に、週末が夏らしい天気だと、やはりスーパーの総菜が頼りになります。

前日に買ったでき合いの総菜はサラダ、数種類の揚げ物、ステーキの盛り合わせ、それにおこわ。冷たいドリンクに合いそうなものを手あたり次第にカゴに入れていきました。ちょっと買いすぎたかなと思ったけど、そのままレジを通過。

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さあ、夏の週末の宴(うたげ)と決め込みましょう。シャワーの後はカンパーイ。今週あったさまざまなできごとを思い浮かべ、すべて笑いとともに飲み干していきます。しかし、さすがに買った量が多すぎ、ステーキの盛り合わせは食べ切れません。

不覚にも残してしまったステーキの一部はとりあえず冷蔵庫で一晩待機してもらい、翌日パスタに転用することを機関決定。そのパスタは、きっと最高に美味だろうとその時点で十分に想像でき、自然と笑みがこぼれます(気持ち悪い)。

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さて翌日になり、来るべき時がやってきました。ステーキに敬意を表しつつ、一口大に切った肉をバターでマッシュルームと炒めます。これだけでも十分美味ですね。さらに、ザクザク切った生トマトで少し煮込んでいきましょう。

ステーキの肉が主役なので、鷹の爪やガーリックなど個性派は今回ご遠慮いただいております。味付け・風味付けは塩コショウにしょう油、赤ワイン、酢、コリアンダー。堅めにゆでたパスタをゆで汁こと絡め、粉チーズを振ったら完成!

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ステーキの時にはしょう油に赤ワイン、酢、バターでソースを作るのですが、本日のメニューはそれを意識しています。最後は、バターしょう油との相性の良さから青じそをトッピング。前日から想像していた通りの、どこを探してもないパスタに仕上がりました。

ステーキの肉やマッシュルームを使いバターで風味を付けたトマトベースの洋風料理であるはずですが、青じそを載せただけで日本の草原で吹かれるような涼しげな一陣の風を感じました。今年は暑すぎず、エアコンが一般化する前の日本の夏を感じさせますね。

(おわり)