とうとう円が売られる事態に。そんな時に不謹慎ながら、菜花(なばな)のカレーがやみつきになってしまいました。しかも、カンタンに作れちゃう。
シンガーソングライター井上陽水は初期のころ、「傘がない」という楽曲でこう歌っています。
都会では殺伐としたニュースが伝えられ社会問題化しているけど、それはそれとして今彼女のところへ行くのに傘がない、と。
そこまで世の中を突き放しているわけではありませんが、それと少し似た心境かもしれません。
ここ数日の円売りはいわば「日本売り」で、歯止めがかからなくなったらかなりマズい。なので、現在の生活が維持できなくなった場合に備え、今のうちに美味なものを食べておこう、と。
だからこそ、菜花のザグカレーなのです。先日初めて作った際、食べ終わっても体内からのアンコールが鳴りやまず、タイミングを見計らっていました。
そして、菜花をゲットした本日、再び作ってみました。前回は菜花を茹でた後にミキサーにかけ、スムージーにしてから煮込みましたが、今回はミキサーの工程を省き、もっとシンプルにしました。
つまり、オリーブ油に塩コショー済みの鶏モモ肉をソテーした後、やや細かく刻んだ菜花を投入し、水、赤ワインで煮込むだけ。味付け・風味付けは前回同様、ショウガ、味噌、しょう油、牛乳、それにルー。
言うまでもありませんが、インデラカレーを忘れずに。これがなかったら元も子もなく、「インデラカレーがない」という曲を作らなければなりません。
さあ結構煮込んで完成!いや、これ、もう・・・言葉が出てこない。終末から逆算して食事の順番を考えた場合、最後の方になるでしょうね。もうこれで納得しよう、と。
それほど美味だと表現したかったのですが、通じたかな。ま、いいや。とにかく美味なので、みなさんも作ってみてください。
別にミキサーでスムージーにしなくても、十分にザグカレーになることがわかりました。スムージーにしたら栄養分が破壊されるのではないか、という心配も解消しました。
それにしても、ザグカレーはウマいけど、この円売りはマズい。かなりマズい。でも食べなくちゃ、ザグカレーを食べなくちゃ。
(おわり)