コピーライターの食卓

主夫歴30年、ほぼ15分の美食メニューがここにある

10連休の最終日はステーキで打ち上げ

あれほど楽しみにしていた10連休も、あっちゅう間でした。これほど長く休暇が取ったのは本当に久々で、毎日充実していましたね。最終日の夜は、連休明けもガンガンいこうと、景気づけにステーキで打ち上げました。

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このブログに何度か立ち寄っていただいた読者は、あくせく働く中高年による早メシかよ、と思われたかもしれません。実際そうなんですが、いつもいつもパーッと作ってガーッと食べてハイおしまい!ってわけでもありません。時間があれば、それなりのメニューを作り、優雅なひと時を楽しんでおります。

 

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昨晩がまさにそうでした。10連休を振り返り、いろいろと進展したことがあったのでその成果を噛みしめていました。世の中的には自己満足、いや自己陶酔とも言いますね。その流れで連休明け後も突っ走ろうと考えれば、メニューは必然的に肉!となります。和歌山県産のオレンジが目にとまり、最終決定。

オレンジ?まっ、先に進みましょう。

肉はオージービーフ。焼目をつけたステーキといきましょう。といっても、ちょっとした工夫を加えて焼くだけ。まずはキッチンペーバーで包んでやり、水分を抜きます。ここでオレンジの出番。フルーツの持つ酵素で肉を柔らかくするのです。肉の表面に果肉を載せてあげるのです。

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几帳面な方ならオレンジの薄い皮を取り除いたり、細かく切ったりするでしょう。でも、粗っぽい方が野趣あふれる感じでいいじゃないですか。そのオレンジの果肉は、1時間ほどそのままにしておきます。キウイやパイナップル、あるいは玉ねぎでも同様の効果があるので、やってみてください。

さて、塩コショウを振った肉を焼きましょう。フッ素加工のフライパンを熱して油をひかずにそのまま肉を投入。ジューッ、いい音だあ。片面を焼き上げたらしばらくそのまま余熱に任せます。慌ててはいけません。ひっくり返して同じようにジューッ、いい音だあ。余熱で仕上げたら皿に盛りつけます。

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次にオレンジ・ソースを作ります。肉汁の残るフライパンにバターを落とし、肉の上に載せていたオレンジをドサッ。それを赤ワインとしょう油で煮込みましょう。フライパンを振ってとろみが出るのを待ちます。そこに塩コショウ、酢で味・風味をつけ、火を止め完成!いただきます。

南仏専門レストランで食べた合鴨のオレンジ・ソースが頭の片隅にあり、いつか試してみたいと思っていました。マーマレードでも可ですが、ちょっと甘いかな。やはり天然のオレンジの方が違和感のない味に仕上がります。それにしても、いつもながら自分の手料理は美味、美味。自己満足、自己陶酔とも言いますね。

しかし、今回の食事の所要時間は30分。やっぱり早メシか。

(おわり)