この10年ぐらい、健康を維持するうえで欠かせないものがあります。それは塩です。料理に使うだけではありません。妙な薬品ではなく自然の恵みなので、安心して使えます。
■塩風呂で大汗かいてリフレッシュ
今年の4月は、なんだか真冬のように寒い日がありますね。そんな時におススメなのが、塩風呂です。好みの温度に沸かしたら、浴槽に塩を入れてつかりましょう。塩の量は適当なんですが、手のひらに大さじ1‐2杯ってところでしょうか。3杯ぐらいでも構いません。
これがね~、実に温まるんですよ~。普通に入浴したのに、風呂からあがると汗が止まらなくなります。寝るまでポカポカ。
そして、最大のメリットはお肌ですね。皮膚ではありません。お肌です。風呂上り、あるいは翌日も、ツルツルになります。海水浴の後、お肌が結構スベスベになった経験はありませんか?それと同じです。海水は塩ですから、当たり前ですね。
切り傷などがあったら、早く治るような気もします。古事記に収められている神話「因幡の白うさぎ」で、うさぎが皮をはぎ取られた際に塩が効くなどと騙され、泣いているところを助けられたシーンを覚えていますか?
初めてそれを聞いた時は痛そうだと感じましたが、塩には殺菌作用があり肌の自然治癒力を高めてくれるような気がします。浴槽に日本酒や酢を入れる人もいますね。どちらも試してみましたが、塩にはかなわないかもしれません。人によりますが。
注意しなければならないのは、浴槽に入れて追い炊きしないことです、風呂釜の故障や劣化につながるようです。
■塩枕で頭部の血液の巡りを改善
もう1つは、塩枕です。塩を袋ごとタオルか何かで包んだだけなので、簡単ですね、頭部の血行を良くするなどといわれており、試してみました。実際に血行が良くなっているのかどうかは調べようがないのでわかりませんが、気持ちよく眠れるのは事実です。夏場は冷凍庫で冷やすとアイスノンになります。
脳梗塞やくも膜下出血などの予防になると期待しているのですが、実際にそうなればいいですね。
■好みの種類を見つけよう
料理好きなので、使い分ける楽しみもあります。塩には何種類もありますが、当然塩味や苦味などが異なり奥深さが感じられます。魚介には藻塩が合う、などと言われますね。ただ、スーパーにあるものが中心で、専門店を訪れ眉間にしわを寄せて店員に質問するほどではありません。数百円レベルです。
トルコで、焼きたてのステーキに独特のポーズで塩を振りかける男性が話題になっていましたが、あれは岩塩だと思います。
(おわり)