PTコピーライターの食卓

二子玉川在住、個人事業主のテーブルトーク

「ダブリンじゃなくドブリンだよ」

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画像:Pxhere

世界中で大ヒット上映中の映画『ボヘミアンラプソディ』は、クイーンのメンバー役の俳優が実際に演奏したことが話題になっています。ザ・コミットメンツも、楽器演奏のオーディションで選ばれた人が出演したようです。

そんな映画「ザ・コミットメンツ」をみて、アイルランドに興味を持つようになり、実際に訪れることにしました。普通に旅行するよりも踏み込んだ経験をしたいと考え、英語研修を受けてみました。相当に訛っているのは承知していましたが、まじめに語学を習うというよりも、彼らの生活を見てみたかったのです。なので、学校周辺の一般家庭のホームステイ付きのコースを選びました。

行き慣れたロンドンから乗り継いでダブリンに夜到着。空港を降り立つと、小雪が舞いとにかく寒い。年末のヨーロッパは身体の芯から冷えます。送迎の車に乗り込み、30分ぐらいでステイ先の「Dun Laoghaire」(ダンレアリーと読みます)に着きました。仕事の関係で1年住んだ仙台で、大雪よりも小雪が舞う方が寒いと感じたことを思い出しました。

語学学校では、初日の筆記試験と面接でクラス分けされました。面接では「U2よりも、エンヤよりも、ザ・コミットメンツが好きだ」と言ったら大喜び。映画のセリフにもあったように、やはり「Dublin」は「ドブリン」、「bus」は「ボス」、「gun」は「ゴン」と発音していました。他にもありますが、母音の「ア」は「オ」となるのがアイリッシュ英語の特徴です。

通学途中にいつも会う子どもたちは、こちらを見るといつも手を振り、自転車で寄ってきては何事か話しかけてくれました。「ドブリンじゃなくてダブリンだよ」と地元の人に指摘したら、「ダブリンじゃないよ、ドブリンだよ」と人懐っこい笑顔で言い返されました。映画でみたように、どこか憎めない、そんな人たちが目の前にいました。

(つづく)