中華とレタスって、わりと相性が合う気がしますね。パンチの効いた中華に対し、レタスそのもの存在感が薄いからだと思われます。
以前勤務していた茅場町のオフィス近くにニッポンの正しい「街中華」があり、サイドメニューとしてよく注文したのがレタス炒め。
葉が柔らかいので短時間、恐らく20秒もあれば完成してしまいます。単に強火の中華鍋で炒めただけなので、すぐに出てくるメニューですね。
レタスはそれまでサラダぐらいしか使い道がないと思い込んでいたのですが、その店で「炒める」という生き方もあると知りました。
でも考えてみれば、飲茶の調理の際は蒸し器のなかに敷くこともあり、わりと中華を引き立たせる食材なのかもしれません。
その後、レタス炒飯をよく作るようになりました。炒飯のように野菜っ気のない料理には、相性がぴったりですね。炒飯は腕が疲れるので、最近は作っていませんが・・・。
今回チャレンジしたのは、麻婆豆腐レタス。正式な名前などなく、いつもの麻婆豆腐にザクザク切ったレタスを大量に投入しただけ。
中華鍋で麻婆豆腐を作り、完成間近のタイミングでレタスをドサッ。できればシャキシャキ感を残したいので、あまり熱を通さず仕上げました。
豆腐とレタスから水分が出てくると予想されたので、あらかじめはるさめを準備していましたが、これは想定通り。
先日は麻婆豆腐にもやしを合わせ、それもなかなかでした。が、やはりレタスの方がいけますね。レタスは熱を通すと少量になってしまうので、大量に使いましょう。
麻婆豆腐自体が個性的なので、レタスは主張しすぎず好ましい組み合わせです。栄養バランス的にもよろしいのではないでしょうか。
(おわり)