スーパーで、いつものエクアドル産バナナが見当たりません。コロナ禍の影響のようですが、今後品薄になれば価格の高騰は避けられません。
店頭でエクアドル産が見当たらず
ほぼ毎朝楽しむスムージーのため、バナナはいつも切らさないようにしています。ジュース向けなのでそれほど高級ではない150円程度の種類を使用しますね。
しかし、この日スーパーを訪れると、いつもの種類が見当たりません。早々と売り切れてしまったようです。
仕方がないので、大きさもあまり変わらないのに価格が2倍ぐらいのフィリピン産をゲットして帰宅。同じフィリピン産でも、そんな価格だったかな。
バナナの上位生産国って知ってる?
上から順に、インド、中国、インドネシア、ブラジル、エクアドル、フィリピン、グアテマラ、コロンビア、アンゴラ、タンザニア、となります。
インドや中国がトップクラスとは、ちょっと意外ですね。でも、この両国はほとんど自国消費向けで、輸出はかなり少なめ。
日本で出回っているバナナは多くはエクアドル産とフィリピン産ですが、エクアドル産はコロナ禍で輸送面に大きな障害が発生しているもようです。
一方、報道によると、フィリピンはバナナの輸出制限で、今年の海外への出荷は40%近く落ち込む見通しです。でも、それが原因でしょうか。
昨年から蔓延する新パナマ病も要因か
バナナはもともと「グロミシェル」という品種が主流でしたが、1950年代に蔓延したパナマ病が原因で、根絶されてしまいます。
その後開発され、現在主流の「キャベンディッシュ」はパナマ病にも強く、世界的に流通しました。ただ、ここ数年、新パナマ病がバナナ農家を襲っています。
人には無害であるものの、立ち枯れを引き起こすバナナの病気で、「バナナ絶滅の危機」などといわれるのはこの病気が原因です。
新パナマ病と新型コロナのダブルパンチに見舞われ、バナナ好きにとっては大きな痛手ですね。
(おわり)