今週のお題「ホワイトデー」
ややピンクがかったシチューの画像は、編集のせいではありません。「ホワイトデーだからホワイトシチュー」など安直だと思ったので、感謝を込めて春らしい色を着けてみたのです。
二子玉川のフードショーで、初めて目にした「紅芯大根」。見た目は丸くて白くて、なんだかカブみたい。「紅芯」ってどういうことかわからないけど、でも1個199円と安いので何の当てもなくカゴに入れレジへ。
きょうは3月14日のホワイトデー。今年初めて雪が降るなどかなり冷え込んでいるので、ホワイトシチューで暖まろうと考えました。
でも、それではあまりにも「そのまんま」で家人への感謝の印にならないと考え、ちょっとしたサプライズを演出したくなりました。
今年に入って仕事の内容が少し複雑になり、オフの時もリサーチなどに時間を取られるため、最近は食事をデリやスーパーの総菜で済ませる機会が増えました。
こんなご時世ですし、栄養面ではかなり気を使っているつもりです。が、やはり少し偏っているのではないか、と実は気にしてもいました。
先日、家人が実家でバカでかいステーキを振る舞われた際、あまりにも美味だったので本人が半分を食べ、残りを僕に食べさせようと持って帰ってきました。
ステーキぐらい、食べようと思えばいくらでも食べられるのに・・・。ただ、その心遣いがどんな高価なプレゼントよりも嬉しくて、とてつもなく大きな価値を感じたのです。
おカネで買えないプレゼントに対し、おカネで買えないものでお返ししたい。そう考えながら冷蔵庫内を物色していると、紅芯大根が奥の方から出てきました。買ったのを忘れていました。
これをシチューに具として煮込んだらどうなるだろうか。いろいろとリサーチをしたら、ピンク色になることがわかり、さっそく試してみることにしました。
まず、表面を洗った後に皮をむき、「紅芯」部分を取り分けます。赤い部分は想定よりも小さかったのですが、適当な大きさに切ってゆでた後、ミキサーにかけます(画像は省略)。
塩コショー済みの鶏モモ肉をオリーブ油でソテーした後、白ワインや牛乳、水で煮込み、ルーと液体化した紅芯大根を投入しさらに煮込んでいきます。さらにジャガイモとブロッコリーを追加投入してグツグツグツ。
30分+余熱で完成!うーん、もうちょっとピンク色になると予想していましたが、まあこんなもんかな。「お、ピンク色のシチュー、春らしい」と珍しがっていたので、ほぼ成功。思い出に残るお返しになったかな。
(おわり)