成城石井の惣菜コーナーって、かなり心惹かれます。いくつか手に取っては眺め、相当に迷った挙句に決めたのがこちらです。さあ、お味はどうでしょうか。
珍しい商品満載の成城石井。いつも発見があって、楽しくなります。価格面でいえば少々割高ではありますが、スーパーの数倍というほどでもないので、まあ許容範囲と言えます。
例えば、豆腐1丁200円台とか。一般のスーパーなら数十円-300円程度なので、成城石井の商品は最多価格帯よりも少しばかり高めということになります。
日本の高級住宅街の象徴である「成城」を冠した社名は、もちろんその地域の食料品店だったことに由来します。
ずい分前の話ですが、成城に住む政治家のお宅に花見でお邪魔したことがあります。庭先の巨大な桜は満開で、本当に見事でした。女優の奥様からテーブルを運ぶよう申し付けられたのは、いい思い出ですね。
「成城」にはそんなイメージが付きまといますが、成城石井はそんなブランドを守りつつ、一方で多店舗化にも乗り出し、売上減に苦しむスーパー各社を尻目に好業績を上げているようです。
もっとも、現在はローソンの傘下なので、以前のような高級なイメージなど、とっくに脱ぎ捨てたのかもしれません。
その成城石井の、最近の売りはレンジアップ惣菜。生の食材である程度調理を済ませ電子レンジで温めるだけ、というカンタン、時短、手抜きの商品。これが人気で、好業績を支える要因の1つになっています。
僕が注目したのは、「化学調味料不使用」。保存料、合成着色料、合成甘味料も使っていないこと。迷いに迷って選んだのは「くるみと白トリュフ風味きのこのトマトクリームパスタ」(税抜き499円)でした。
どれどれ、電子レンジのグリルで2分程度温めてみます。フタを開けると、スゴイ湯気。なんといっても「トリュフ風味」ですからね。
普段、自分が作るパスタとは食材が違うので、相当に期待しました。実際に口にすると、やはり日常と異なる風味に別の世界へ誘われる気がして、かなりよろしゅうございます。
ただ、ちょっとコンビニっぽい点もあるので、他の商品もこれから試してみますね。
(おわり)