これから本格的なシーズンを迎えるアサリ。メンドくさい砂抜きを短時間で済ませる方法を知り、さっそく試してみました。やっぱりアサリそのものを味わうにはボンゴレかな。
アサリの砂抜きというと、塩水に2-3時間(?)か浸すというのが正統な方法かもしれません。でも、もっとカンタンなやり方はないものかと調べると、やっぱりあるじゃないですか!
今回試したのは、アサリをお湯に浸す方法。塩水ではなくお湯です。熱湯でもぬるま湯でもなく、手ごろな温度のお湯です。40-50度が適温ということなので、ちょっと熱めの風呂に入るぐらいの感覚ですね。
この方法だと、アサリは1-2ミリ程度ですが立ちどころに口を開きます。で、そこから砂を吐くんですね。15分程度その状態にしておき、口が少し開いているのであとは水で洗い流すという戦法です。
その間、パスタをゆでるお湯をわかしておきましょう。それから、フライパンにオリーブ油を敷き、鷹の爪を散らしておきました。
アサリをよく水洗いした後はフライパンに投入し、点火。フタをしてアサリが口をパカパカと開いたら、パスタのゆで汁を少しずつフライパンに移していきます。
塩コショウに白ワイン、酢、隠し味のしょう油を入れ、最後に粉チーズをパラッパラッ。乳化してややとろみのついたソースを硬めにゆでたパスタに絡めたら完成!パセリがあったらなお本格的でしたね。
アサリって、春の訪れを告げる味覚ですよね。鷹の爪のスパイシーさとオリーブ油の香りに混じって、一陣の春の風のようにアサリの香りが鼻から通り抜けていきます。それを追いかけてくるアサリのコク。
お湯での砂抜きでアサリの出汁が抜けてしまうのではないか、と多少心配しましたが、気になりませんでした。
ただし、1回だけジャリッ。今回は初めての方法で砂抜きをしてみましたが、まだ改良の余地があるのかもしれません。次回はもう少し温度を下げ、塩を混ぜたらどうなるか、試してみたいと思います。
(おわり)