毎朝コーヒーを飲む習慣がいつごろから始まったのか、何がきっかけだったのか、まったく覚えていません。いつの間にか飲むようになっていました。
オフィスの移転や転職の時、新しい勤務先の近くに行きつけになりそうなコーヒーショップをよく探し歩いたものです。振り返ってみると、ずい分いろいろな店に入ってはその店のコーヒーを楽しみました。
決して「通」ではありません。モカだのキリマンジャロだの、違いはいほとんどわかっていませんから。恐らく、その独特の香りに癒され、くつろぎたいだけなのです。
社会人生活を何十年も経験していれば、悔しさや悲しさ、寂しさ、恥ずかしさなんて山ほどあります。そんな人生のほろ苦さを、心の奥の方へと押し流してくれそうな気がするのかもしれません。
逆に嬉しさに包まれている時は、子どもみたいにはしゃぎたい気持ちを鎮める効果があるのか、冷静になれるように思えます。
不思議なもので、同じコーヒーを飲んでも、体調が悪い時はいつもより苦く感じる時があります。また、午前、午後、深夜と飲む時間帯によっても味が違うように思えます。
コーヒーの名店なんてどこにでもあります。でも、これまでに飲んだコーヒーでどこのが一番おいしかったか、と尋ねられたらちょっと答えられません。印象に残っているのは、赤坂のアラビアコーヒーかな。
やはり自分の淹れるコーヒーが一番ですね。常備しているのは東急ストアの「珈琲専門店用」(850グラム、税抜き790円)という特大サイズ。
スーパーには、特大サイズってなかなか置いていないんですよね。普通の家庭用サイズだとすぐに飲み切ってしまうので、このぐらいの容量だと助かります。
パックの裏側に、「おいしい淹れ方」が書いてあります。読んでみたら、1点を除き、いつもの自分の淹れ方でした。
容器を温め熱いお湯でいったん蒸らす、その後お湯が粉全体に行きわたるように回りかける、冷めないうちに飲む、というプロセスですね。
「1点を除き」というのは、粉の量が10グラムであること。自分の場合は計ったことはありませんが、濃いめが好きなのでその2倍ぐらいは使っている感覚です。大体何を調べても、1杯当たりの粉の量は10グラムのようですね。
でも、コーヒーの薄いのはいただけませんよね?ある官庁の喫茶店でコーヒーを注文したら、あまりにも薄くて紅茶と間違えたのかと思ったぐらいです。
今日の朝は少し余裕があったので、コーヒーを飲みながら独り言をつぶやいてしまいました。おつき合いいただきありがとうございます。さて、仕事に取りかかろうかな。
(おわり)