世田谷区内に移住してきて良かった点は、地元で獲れる旬の野菜が低価格でゲットできることが挙げられます。農家が運営する自販機があるんですよ。
この時期に収穫されるのは、春の到来を告げる菜花(なばな)。菜の花のつぼみなどを含むアブラナ科の野菜で、ビタミンやミネラル、コラーゲンなどを豊富に含むため免疫力アップが期待されます。
ほうれん草に似た甘みがあり、その奥に感じる独特の苦みが特徴です。身体に良さげな、実に好ましい苦みと言えます。かき菜のようでもありますね。
このタイプの菜っ葉類の食べ方はお浸しや汁物がポピュラーですが、やはり炒め煮が最も素材の良さを楽しめると思われます。
では、ササっと作ってみましょうか。まずはフライパンにサラダ油で豚肉の細切れや鶏のひき肉など、肉類を先に炒めますね。鷹の爪も一緒に火を通し、辛みを引き出します。
そして適度な大きさに切った菜花をドサッと投入し、塩、しょう油、みりん、ごま油で味付け。少し水を足して煮立てたら完成!カンタンですね。
この炒め煮は、そのままでもイケますし、炭水化物を摂りたければご飯にかけてかき込むのも良し。僕の場合はうどんを絡めますね。
ところで、世田谷区の農地面積は東京23区内ではトップの練馬区に次ぐ規模で、生産される農産物は結構豊富です。「せたがやそだち」というブランドもあります。
数年前にウォーキングで砧公園に向かう途中、聖ドミニコ学園近くに野菜の自販機を発見。以来、よく利用します。この菜花は1把100円ですよ!
少し前に最盛期だった大根は葉の部分と本体で長さ1メートルぐらいになる立派なものですが、1本150円でした。ニンジンなどもスーパーなどと違い、かなり大ぶりです。
持ち帰り用のビニール袋も自販機の近くに用意されているので、便利ですね。すぐに売り切れてしまうので、いつも100円玉を常備しています。
(おわり)