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サザンカはいつまで咲く?この冬はけっこう長持ち

自宅付近のサザンカに癒されています。昨年の11月ごろから咲き始め、年末年始を過ぎてもまだ枯れていません。この冬けっこう長持ちしているのは、やはり暖冬のせいでしょうか。

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ご近所さんのお宅ではサザンカを生垣としていて、この季節はいつもなごませていただいています。濃いピンクに深いグリーンの葉がとても鮮やかで、通りがかるとつい足を止めて見入ってしまいますね。

庭を飾る花として注目されるようになったのは、室町時代以降とみられています。江戸幕府の第11代将軍、徳川家斉のお気に入りの花だったことから、サザンカの栽培が盛んになったとなっていきました。

ツバキとよく似ているのはツバキ科に属す植物だからで、詳しい人は葉の模様などで見分けています。花びらどうしが根元部分で交わっているわけではないため、寿命がくれば1枚ずつ散っていきます。

それがまた「もののあわれ」を感じさせ、趣深く映るのですね。家斉も、その辺りに引き付けられたのかもしれません。

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サザンカ、サザンカ、咲いた道・・・「たき火」という歌にもあるように、晩秋から年末ぐらいに咲くイメージがあります。実際、野生種は10-12月に白い花が開花する晩秋の花として親しまれています。

花言葉をご存知ですか?やはり寒さが厳しくなる冬にかけて咲く花らしく、「困難に打ち勝つ」あるいは「ひたむきな心」とされています。よく見るピンクのサザンカの花言葉は、控えめで寂しげであるせいか「謙譲」です。

しかし、実はツバキよりも寒さに弱く、どちらかといえば九州・四国や沖縄、本州では中国地方など、日本では比較的温暖な地域に咲く花として知られています。

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この冬は1月も中旬に差しかかったのにまだまだ見ごろなのは、やはり暖冬の影響と考えられます。また、花弁や葉を散り落とす雨が少ないことも、サザンカが長持ちする条件と言えるでしょう。

当たり前かもしれませんが、植物は天気などによって咲き方が変わってくるので、その変化を見極めるのも日ごろの楽しみになりました。年だなあ。

 (おわり)