日本人ならメロンパンを知らない人はいないでしょう。でも、メロン味というわけでもないのに「なぜメロン?」とずっと思っていました。名前の由来などを調べてみて、ちょっと極めたくなりました。
二子玉川ライズのフードショーにあるパン屋さん、ブーランジェリー ラ・テールビオで「牛乳メロンパン」を発見し購入。ケーキ風のスイーツのようで、週末の午後にコーヒーで楽しみたい一品です。
でも、一般的なメロンパンに比べ表面の皮(クッキー部分)は薄く黄色くもないし、どこがメロンなのかと考えてしまいました。
メロンパンはこれまで、表面の黄色がフルーツのメロンの中身からきているのだと思い込んでいたのです。そういう人は多いでしょうね。
メロンパンとは、パン生地の表面にクッキー生地で覆って焼いたパンと定義されます。名前に関しては、調理器具の「メロン型」から、あるいは「メレンゲパン」の訛りと、諸説あります。
いずれにしても、フルーツのメロンとは全然関係ないことがわかりました。どうりで、食べながら無理やりデザートのメロンを思い浮かべようとしても、ダメなわけです。
といっても、ライフ桜新町店の名物「富良野メロンパン」のように、フルーツのメロンを原材料に加えたものもあるじゃないですか。これは、名前からくるイメージを後から製品化したためです。
どこのスーパーでもパンコーナーに必ずあるメロンパン。国民的な菓子パンと言えるでしょう。子ども時代、物心がついた時にはすでに好きなものの1つになっていました。100年以上前にアルメニアのパン職人が日本で考案したとされています。
冒頭にご紹介した「牛乳メロンパン」はパン生地をこねる際、水ではなく牛乳を使っているので表面の色も当然白っぽくなります。自分としては伝統的なメロンパンよりも、これらの進化系を追及したいですね。
(おわり)