何十年もの間、ほぼ毎日のように飲み続けたコーヒー。お気に入りのマグカップで熱いブラックをすすることが日常における至福のひと時でした。ところが、あることをきっかけに1週間だけ飲むのをやめました。すると・・・。
体調不良は姿勢のせい?
今年の6月はなぜかカラダの調子がすぐれず、いつもダルさを感じていました。そして、背中には不気味な違和感がありました。その理由はストレス、あるいは姿勢の悪さからくるものだろうと察しがつきました。
気温の上昇で汗をかくようになったので、なるべくそれを抑えようと運動などを控えるようになりました。毎日ストレッチぐらいにして、ウォーキングの回数をかなり減らしたことがストレスにつながったかもしれません。
それと姿勢。自宅ではテーブルや机に脚を載せふんぞり返って座るクセがあります。決して他人には見せられない姿です。もしも他人が見たら、こいつは一体何様だと思ってるんだと腹を立てるでしょう。そういう姿です。
以前、ある整体師にそのことを話したら、腰に負担がかかるのでやめるようにと注意されました。でも、自分の部屋で仕事をしていて、企画などを考えている時には、気をつけていても自然とそんな格好になってしまいます。
不気味な肝臓付近の違和感
不安になったのは、毎日明け方になると肝臓の辺りがヒリヒリするような感覚になることでした。その部分を背中から指で押すと、深い痛みも。極度の病院嫌いなので健康診断などはしていませんが、内臓かなと自分で判断します。
そこで、二子玉川の同人堂という口コミでトップの中国整体をネットで探し出し、さっそく診察していただきました。その結果、やはり姿勢が悪く血流に障害が出ていたようで、首肩腰を十分に揉みほぐしてもらいました。
また、姿勢が悪いためカラダの骨格が歪み、腎臓の機能を弱めている可能性も指摘されました。肝臓だと思っていたら腎臓だったようです。運動を怠っていたため、ストレスも加わったと思われます。
基本的に常温の水を
施術後の結果、1)甘い菓子類は食べない、2)塩分は控えめに、3)ウォーキングを再開する、4)基本的に常温の水を飲む、5)正しい姿勢を心がける、と5点のアドバイスをいただきました。
このうち、4)の関連で、腎臓が弱っている時はカフェインが負担になると聞いたことがあり、直ちにコーヒーをやめることにしました。もちろん、コーヒーそのものは決して健康に害を与えるものではありません。
日本腎臓学会 https://www.jsn.or.jp/general/osikko/12.php
コーヒーに多く含まれるカリウムには、体内の水分を保持する重要な役割があります。しかし、腎臓の機能が低下するとそのカリウムが体外に排出できなくなり、体内へ過剰に蓄積されてしまうのが問題です。
コーヒーは社会人になってから数十年間、なかば習慣で飲み続けてきました。ドリップ式で淹れたブラックでチョコの付いたドーナツやメープルシロップのかけたパンケーキを流し込むのが日常における幸せの1つです。
コーヒー断ちはまだ続く
それほど重病でもなさそうなので、とりあえず1週間だけコーヒーを断ってみました。すると、3日目あたりから腎臓付近の背中の違和感は和らぎ始め、7日後はほぼ消えました。
ただ、その後もコーヒーは飲んでいません。数年前に自転車の事故で左足の腓骨(ひこつ)にヒビが入り、2カ月ほど不自由な生活をしました。そのケガは完治したのに、今でも時々鈍い音がします。
恐らく、人間のカラダは1度壊れたらある程度修復されても、元に戻るのは難しいのではないでしょうか。今回は腎臓機能の低下ぐらいにとどまったかもしれませんが、今後のことを考えて1カ月程度は控えるつもりです。
(おわり)