PTコピーライターの食卓

二子玉川在住、個人事業主のテーブルトーク

世界は地中海料理を幸せと呼ぶんだぜ

強い日差しに乾いた風――地中海沿岸を思わせる陽気になると、かつて訪れたイタリアやスペインなどを思い出し、その辺りで食べた料理を再現したくなります。それを冷たいワインで体内に流し込む瞬間は、人生最高の歓びです。

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地中海料理とは、一般的ににはイタリアやスペイン、ギリシャ、モロッコなどに伝わるメニューを差します。特に定義があるわけではありませんが、その地域特産の魚介類や野菜、フルーツを使ったものと理解されています。調理はシンプルそのもので、味付け、風味付けは自由。そういうリベラル思考が魅力の1つでもあります。

具体例として挙げられるのは、スペインのパエリアやアヒージョ。パエリアは、わりと食材が必要ですし時間もかかるので、僕は週末に作ります。けっこう頻繁に食べるのがアヒージョ。オリーブオイルにニンニク、魚介やマッシュルームを白ワインで煮込み、塩コショウ、アンチョビといったシンプルさがいいですね。アヒージョはうれヒー。

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何といっても、ギリシャアテネで食べた、焼いたいわしの味が忘れられませんね。フェリーで島巡りをしようと乗り場に向かったのですが、早く着きすぎ近くをフラフラしていたら、魚を焼く匂いに漂ってきました。僕はネコにでもなったように匂いの先を探し回り、古めかしいレストランを見つけました。

レストランといっても魚屋さんのようなたたずまいで、店先でおばさんが近所の人と談笑しながら庶民的な魚を焼くような店でした。一目見て、ここは絶対美味いと確信。外に並べられたテーブルに陣取ります。不機嫌そうなおやじさんがこちらに近づいてくると、あの魚をくれと頼んで、待ちました。出てきたのがこれ。

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香ばしく焼かれたアツアツのいわしに、オリーブオイルを回しかけただけのメニューです。自分でレモンを絞ってからそれを口に頬張ります。一緒に頼んだ冷たい白ワインで体内に流し込むと、襲いかかる幸福の波状攻撃。思わず見上げた永遠の青い空に、人類が生み出した最高傑作に巡り合った感謝を伝えました。

 

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ある医学雑誌の調査によると。世界有数の長寿国で知られる日本を、将来的にスペインが追い抜く見通しです。好調な経済もさることながら、豊かな食生活も要因として指摘されています。食文化を支えるオリーブオイルには、心臓病や糖尿病、動脈硬化、ガンなどの発生を抑える効果があるとの報告が調査結果を裏付けています。

そうした医学的な観点もわかりますが、何よりも地中海のような過ごしやすい気候のなかで、美味しい地中海料理を食べていれば、幸福感が免疫力を高めるのではないでしょうか。

(おわり)